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Channel: 物臭狸の 花日記
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羊歯 ⑤フユノハナワラビ

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フユノハナワラビ(冬の花蕨)
<学名:Botrychium ternatum (Thunb.) Sw.>
ハナヤスリ科 ハナワラビ属

夏の終わり頃に小さな葉状体を広げ、冬に胞子葉をだして夏は枯れる、
冬緑性シダ植物。
 
冬に胞子葉をもたげ、あたかも花のようである羊歯というのが和名の由来。
イメージ 2
撮影日 2014.10.19: 群馬県
本州~九州の日当たりの良い山野に生える。
栄養葉の柄は長く、基部近くで胞子葉を分岐する。
栄養葉は葉軸が三岐する。小羽片は広卵形で鈍頭、辺縁は鈍鋸歯。
葉柄や羽軸は無毛。

胞子葉は栄養葉より長く、上部につく胞子嚢穂は2回~3回羽状に分岐し、
円錐状に丸い胞子嚢をつけ、秋に熟した後に枯れる。
イメージ 1
 撮影日 2014.10.19: 群馬県
 
秋から春までを生育期間するフユノハナワラビはヒガンバナや
在来種のタンポポなどとよく似ており、いずれも人間活動に関係するような
人里の植物である。
 
今回ちょっと変わった羊歯たちを中心に紹介しました予約投稿は
これでおしまいとなります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
 
 

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