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Channel: 物臭狸の 花日記
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フサザクラ

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ちょっとクワのことを勉強していて
この植物の別名がクワが付くのが多いことを知りました。
クワの葉に似ている(?)ことから「タニグワ」「クワモドキ」などの別名がある。




フサザクラ(房桜)
<学名:Euptelea polyandra Siebold et Zucc.>
フサザクラ科 フサザクラ属 落葉高木
 








日本にフサザクラ科に属するのは本種のみで、「一属一種」です。
本州,四国,九州の山地、湿気の多い谷沿いや、渓流沿いに生える。
幹は褐色、横長の皮目がある。高さは10~15mになる落葉高木。
イメージ 1
撮影日 2018.03.29: 群馬県
葉は互生し、葉身は広卵形。先は急に尾状に尖り、縁には不揃いの
粗い鋸歯ががある。
鋸歯の不揃いが、フサザクラの一番の特徴である。
イメージ 2

花期3〜4月、葉の出る前に開花する。
イメージ 3
撮影日 2018.03.29: 群馬県
雌雄同株、両性花で、花弁が無く、
暗紅色の葯をつける雄しべが10本以上が房状に垂れ下がる。
イメージ 4
雌しべは、雄しべの根元に多数あり短く、雄しべの花糸の基部に隠れて
目立たない。
イメージ 5

果実は長い柄のある扁平な翼果で房状に垂れ下がる。
秋に黄褐色に熟し、風に乗って散布される。
イメージ 6
撮影日 2018.03.29: 群馬県
ちょうど今、実が付いていて下から見上げると花が付いているような感じに見えることもあります。
イメージ 7



赤い房状の花が垂れ下がって咲く様子を、
満開のサクラに見立て房桜の名になった。

各地に葉が似たクワの名がつく地方名がある。
{タニグワ、サワグワ、ヤマグワ、ナナカマド、ナナカマス、メメスギ }

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