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Channel: 物臭狸の 花日記
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カラスノエンドウ ━ ヤハズエンドウ

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カラスノエンドウ(烏野豌豆)
<学名:Vicia sativa subsp. nigra>
マメ科ソラマメ属


ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)が植物学的には主に用いられる和名ですが、
カラスノエンドウ(烏野豌豆)が一般に定着している。
イメージ 1

本州以南の日本各地の路傍や荒れ地などに極普通に生育し
秋に芽生えて冬を越し、春に草丈1.5mぐらいにまで大きくなる。
イメージ 2
撮影日 2015.04.26: 群馬県

葉は互生し、8から16枚の羽状複葉で小葉は狭倒卵形、
葉の先端は巻きひげとなる。
イメージ 3
托葉(葉の付け根の付属物)に暗紅色の花外蜜腺があり蜜を分泌する。

イメージ 4
花期は3~6月、花は紅紫色で長さ15mm内外の蝶形花で,柄はごく短く
葉腋に1~2個付く。
イメージ 5
 綺麗な花ですね。
イメージ 6



果実には5~10個の種子が入っており、熟すと黒色になる。
(カラスノエンドウの名は果実の黒→カラスを連想して烏野豌豆となったものです
まだ果実ができていないので前に撮った写真をご覧ください。
イメージ 7

若い果実から種子を出して笛を作って遊んだ経験がある人も多いのでは
ないでしょうか。
一秋は子供の頃良く遊びました。シビビーと呼んでいました。
果実は熟すとはじけ、中の種子をはじき飛ばします。

原産地はオリエントから地中海にかけての地方といわれ、
この地方での古代の麦作農耕の開始期にはエンドウなどと同様に
作物として利用された証拠が考古学的資料によって得られているそうです。
その後栽培植物としての利用はなくなり今日では雑草となっている。
若芽や若い豆果を食用にすることができ、熟した豆も炒ったりして
食べられる。

・・・・・・・そうです。
いろいろなHPに食べ方などが出ています。例えばこちら
一度食べてみましょうかね。

ヤハズエンドウの名は、小葉の先端がくぼんでいて、弓矢の弦を受ける部分
(矢筈)に似ていることから付けられたそうです。




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