しばらくぶりの更新になっちゃいました。
季節外れになっちゃいそうです。
ネブッタ 母はそう呼んでいました。 方言名なんでしょうね。
ネムノキ(合歓木)<学名:Albizia julibrissin>
マメ科ネムノキ属
マメ科ネムノキ属
マメ科ネムノキ亜科の落葉高木
本州・四国・九州の河原や雑木林などに自生する陽樹。荒れ地に最初に侵入するパイオニアで高さは10m前後にもなる。
芽吹くのは遅いが、成長は他の木と比較すると早い。
芽吹くのは遅いが、成長は他の木と比較すると早い。
木全体がピンクに染まって綺麗に咲いていました。
撮影日 2015.06.28: 群馬県
葉は2回偶数羽状複葉。
花は淡い紅色で枝先に十数個集まって夏に咲く。
長く伸びた糸状の淡紅色のおしべが美しく夕方から開いて、翌日にしぼむ。
桃のような甘い香りがする。
長く伸びた糸状の淡紅色のおしべが美しく夕方から開いて、翌日にしぼむ。
桃のような甘い香りがする。
マメ科に属するが、マメ亜科に特徴的な蝶形花とは大きく異なり、花弁が目立たない。
果実は細長く扁平な豆果。
( 果実の過去記事 ⇒ ◎ )
ネムノキの仲間は主として熱帯に150種ほどが知られているが、
ネムノキは一番耐寒性が強く高緯度まで分布している。
ネムノキは一番耐寒性が強く高緯度まで分布している。
和名のネム、ネブは、夜になると葉が閉じる就眠運動に由来する。
(漢字名の「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされていることから付けられたものだそうです。)
(漢字名の「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされていることから付けられたものだそうです。)
ネムノキはキチョウの食草としても知られています。
田中 肇先生の『昆虫の集まる花ハンドブック』では
「枝先にふわっとブラシのように咲く花の集団には足場がない。足場を必要とせず、飛びながら蜜を吸うスズメガの仲間を誘うからだ。」とあります。
スズメガの仲間といえば オシロイバナなんかも夜に咲き、
「枝先にふわっとブラシのように咲く花の集団には足場がない。足場を必要とせず、飛びながら蜜を吸うスズメガの仲間を誘うからだ。」とあります。
スズメガの仲間といえば オシロイバナなんかも夜に咲き、
スズメガの仲間のオオスカシバという蛾が吸蜜しているのを見ます。
夜咲く花はポリネーターとして蛾を選んでいるのですね。
夜咲く花はポリネーターとして蛾を選んでいるのですね。