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Channel: 物臭狸の 花日記
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サルトリイバラ

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新年初記事は干支にちなんで サルトリイバラ でいきます。
花の記事は ⇒ こち 
赤い綺麗な実について今まで記事にしたことが有りませんでした。



イメージ 1




サルトリイバラ(猿捕茨)
<学名:Smilax china L.>
ユリ科 シオデ属 多年草(落葉つる性半低木)




山野の草原や林内、林縁などに生える。
草丈70?~350cmほどの雌雄異株の多年草。
茎は硬く緑色で節があり、少し曲がった刺がまばらにあり、
刺と托葉(たくよう)の先がのびた巻ひげで他物にからみついて、
茎を伸ばす。
葉は柄が短く、円形から広楕円形で互生。
稚葉は柔かですが、成葉は皮革質。
3~5本の主脈が明らかで、表裏とも無毛で平滑です。
イメージ 2
撮影日 2009.10.24: 群馬県

葉の展開と同時に葉腋から散形花序をだし、淡黄緑色の
小さな花を多数つける。
花は淡黄色で、6枚の花被片は先端が反り返る。雄花には
雄蘂が6本、雌花には子房が3室・柱頭が3本ある
イメージ 3


果実は直径7mm~9mm程度の球形の液果で、
秋から冬にかけて赤く熟し、目立ちます。
食べてもカスカスで、甘味はあるものの、
あまり美味しくはないそうです。
イメージ 4

名前の由来は、刺のある茎を伸ばして、蔓状に枝から枝へと
絡み付き、藪のようになったところに猿が追い込まれると、
動けなくなってしまうと言う事から猿捕り茨という名がついた
とされます。
イメージ 5
撮影日 2007.12.9: 群馬県

イメージ 6


別名:山帰来(さんきらい)
(サルトリイバラは昔毒消しの実として使われていて、
毒消しの必要がある時に山に入り実を食べて帰ってくるという
利用をされてたので山帰来と呼ばれているそうです。)
イメージ 7

近畿以西では、サルトリイバラの葉の大型のものを5月頃に
とり、カシワの葉と同じように餅を包む習慣があります。

また、若葉を春先に、ゆでて水にさらして、おひたし、
あえもの、天ぷらにして食べられるそうです。

サルトリイバラはルリタテハの幼虫の食草として知られています。

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