マタタビ(木天蓼)
<学名:Actinidia polygama (Siebold et Zucc.) Planch. ex Maxim.>
マタタビ科 マタタビ属 落葉蔓性木本
マタタビ科 マタタビ属 落葉蔓性木本
落葉性の蔓性木本で葉は互生し葉柄があり、形は楕円形で細かい
鋸歯がある。
鋸歯がある。
つるの先端部の葉は、花期に白化し送粉昆虫を誘引するサインと
なっていると考えられる。
なっていると考えられる。
撮影日 2016.6.18: 群馬県
撮影日 2016.6.26: 群馬県
(近縁のミヤママタタビでは、桃色に着色する。)
花は6月~7月に径2cmほどの香りの良い白い花を咲かせる。
雄株には雄蕊だけを持つ雄花を、両性株には雄蕊と雌蕊を持った
両性花をつける。花弁のない雌蕊だけの雌花をつける雌株もある。
両性花をつける。花弁のない雌蕊だけの雌花をつける雌株もある。
雄花
雌花
雄花
名前の由来は、アイヌ語でマタタンプと呼ばれているためマタタンプが
転訛(てんか)して、マタタビになったという 説や、
古名で、和多々比(わたたび)と呼び、ワタタビが転訛して、マタタビの
名になったという説もある 。
またよく言われているのは「長旅に疲れた旅人が、マタタビの果実を
食べたら元気が出て、「また旅」をしたということから名づけられた」
というマタタビ語源説もあります。
転訛(てんか)して、マタタビになったという 説や、
古名で、和多々比(わたたび)と呼び、ワタタビが転訛して、マタタビの
名になったという説もある 。
またよく言われているのは「長旅に疲れた旅人が、マタタビの果実を
食べたら元気が出て、「また旅」をしたということから名づけられた」
というマタタビ語源説もあります。
別名夏梅とも呼ばれます。
マタタビといえば猫・・・
ネコ科の動物はマタタビ特有の臭気(中性のマタタビラクトン
および塩基性のアクチニジン)に恍惚を感じ、ライオンや
トラなどもマタタビの臭気に特有の反応を示す。
イエネコがマタタビに強い反応を示すさまから
「ネコにマタタビ」という言葉が生まれた。
ネコ科の動物はマタタビ特有の臭気(中性のマタタビラクトン
および塩基性のアクチニジン)に恍惚を感じ、ライオンや
トラなどもマタタビの臭気に特有の反応を示す。
イエネコがマタタビに強い反応を示すさまから
「ネコにマタタビ」という言葉が生まれた。
マタタビに含まれている揮発性のマタタビラクトンなどの成分が
猫の大脳をマヒさせ、眠気を引き起こし、運動中枢やせき髄などの
反射機能を鈍らせることで起こるそうです。
いわば人間にとっての麻薬のようなものですね。
猫の大脳をマヒさせ、眠気を引き起こし、運動中枢やせき髄などの
反射機能を鈍らせることで起こるそうです。
いわば人間にとっての麻薬のようなものですね。
子供のころ猫を飼っていました。
標本の新聞紙交換などをしていた時のことです。
標本の上で飼い猫がゴロン、ごろごろと・・・
マタタビの花の標本でした。マタタビ威力大でした。
もうちっちゃな実ができているものもみられました。