アサザ(浅沙、阿佐佐)
<学名:Nymphoides peltata (S.G.Gmel.) Kuntze>
ミツガシワ科 アサザ属 多年草
<学名:Nymphoides peltata (S.G.Gmel.) Kuntze>
ミツガシワ科 アサザ属 多年草
ハスの隣で沢山咲いていました。
撮影日 2017.07.16: 埼玉県
水路や小河川、池に生育する。浮葉植物で、スイレンに似た
切れ込みのある浮葉をつける。若葉は食用にされることもある。
切れ込みのある浮葉をつける。若葉は食用にされることもある。
波浪が高い湖沼には通常、生息しない。池や水路の護岸工事や
水質汚濁などにより、各地で個体群が消滅、縮小している。
水質汚濁などにより、各地で個体群が消滅、縮小している。
泥中を匍匐する地下茎から水中茎が伸びる。
水中茎の節から伸びる葉と、地下茎から伸びる長い葉柄をもつ
葉とがある。葉身は卵形~円形で基部は深く切れ込み、
長さ4~12cm、幅4~9cm、低い鈍鋸歯があって葉縁は波状。
裏面は紫色を帯びて粒状の腺点がある。
水中茎の節から伸びる葉と、地下茎から伸びる長い葉柄をもつ
葉とがある。葉身は卵形~円形で基部は深く切れ込み、
長さ4~12cm、幅4~9cm、低い鈍鋸歯があって葉縁は波状。
裏面は紫色を帯びて粒状の腺点がある。
夏から秋にかけて黄色の花を咲かせる。
花は葉腋の集散花序に多数が束生するが、1日に咲くのは
1花のみの1日花である。
花は葉腋の集散花序に多数が束生するが、1日に咲くのは
1花のみの1日花である。
集団によってはほとんど開花しない
ものがある。 花は黄色で径3~4cm、花冠上部は5深裂し、
縁には細かい裂け目が多数ある。。雄蕊5個、雌蕊1個で、
長花柱花、等花柱花、短花柱花がある。
アサザの繁殖方法には、クローン成長と種子繁殖という
2つの方法がある。成長期のアサザは、走出枝をさかんに
伸ばすことで展葉面積を広げるが、同じ遺伝子からなる
1個体である。また時として、走出枝が切れて(切れ藻)
漂着して新たに成長することもあるが、この切れ藻は、
元の個体と同じ遺伝子を持ったクローンである。
一方種子繁殖について、アサザは「異型花柱性」という
独特の繁殖様式を持っている。花柱(めしべ)が長くて
雄ずい(おしべ)の短い「長花柱花」と、反対に花柱が短く
雄ずいが長い「短花柱花」を持つ個体が存在する。
そして、異なる花型を持つ花の間で花粉がやり取りされないと
正常に種子繁殖を行うことが出来ない。
花から生産された種子は
翌年に発芽するほか、土壌シードバンク(埋土種子)を
形成して、数年間休眠することもある。
独特の繁殖様式を持っている。花柱(めしべ)が長くて
雄ずい(おしべ)の短い「長花柱花」と、反対に花柱が短く
雄ずいが長い「短花柱花」を持つ個体が存在する。
そして、異なる花型を持つ花の間で花粉がやり取りされないと
正常に種子繁殖を行うことが出来ない。
花から生産された種子は
翌年に発芽するほか、土壌シードバンク(埋土種子)を
形成して、数年間休眠することもある。
東欧では、絶滅が危惧されているが、北米などでは
侵略的外来種とされている。
侵略的外来種とされている。
※ 若葉は食用になる。
※ 浅い水辺に生えることから ”浅く咲く”さらに 浅沙となった。
また、「朝早く咲く」から「朝咲」そして「あさざ」となった。
との説もある。
※ 別名花蓴菜(はなじゅんさい)葉が蓴菜 (じゅんさい)に
似ているところから。
また、「朝早く咲く」から「朝咲」そして「あさざ」となった。
との説もある。
※ 別名花蓴菜(はなじゅんさい)葉が蓴菜 (じゅんさい)に
似ているところから。