ナンテンハギ(南天萩)
<学名:Vicia unijuga A.Braun>
マメ科 ソラマメ属 多年草
<学名:Vicia unijuga A.Braun>
マメ科 ソラマメ属 多年草
北海道~九州の山野の草原や林縁部などに生える。
高さ30~60cm。茎は直立か斜めに立ち上がり、
上部はわずかにジグザグに曲がり稜がある。
撮影日 2017.09.23: 群馬県
小葉は2個しかないので、属の特徴である
偶数羽状複葉には見えない。
偶数羽状複葉には見えない。
本来の3枚の小葉のうち、頂小葉は刺状に退化している。
また巻きひげもほとんどない。
また巻きひげもほとんどない。
長さ4~7cm、幅1.5~4cmで、ふつう卵形だが、変異が多い。
葉柄はやや短く、基部には鋸歯のある托葉がつく。
葉柄はやや短く、基部には鋸歯のある托葉がつく。
花期は6~10月。
蝶形花を短めの花序に10個ほどつける。
花は総状に集まってつき、紅紫色で長さ約1.5cm。
豆果は長さ約3cmで、種子は3~7個。
葉がナンテンの葉に似ていることから、南天萩の名になった。
別名フタバハギ、アズキナ
フタバハギの名は2小葉からなる複葉であることに由来。
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フタバハギの名は2小葉からなる複葉であることに由来。
岐阜県や飛騨地方付近では、ナンテンハギの若芽を、アズキナと呼び、甘味と青豆のような香りがあり、古くからアズキナ(小豆菜)の名で親しまれていて、山菜として利用され、盛んに栽培されているという。