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Channel: 物臭狸の 花日記
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ハマエンドウ archive

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汎世界的な種で、アジア・ヨーロッパ・北アメリカ・
南アメリカなどの海岸に分布している海浜植物。

日本では北海道から九州までの各地の海岸に分布する。
日当たりの良い砂地や岩場などによく見られる。
まれに内陸部の湖岸でも見られる。
全体に粉白色を帯び、草丈は高くなく地表面に沿って
角張る茎を伸ばし這い広がり長さ1mほどになる。 
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海岸に群生していました。

葉は8~12枚の小葉からなる偶数羽状複葉で、
葉軸の先端は巻きひげとなる。小葉は6~12個で、
長さ1.5~3cm、幅1~2cmの卵形から長楕円形。
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葉の基部に三角状卵形の托葉をつける。
托葉は大きく、小葉とほぼ同じ大きさ。
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花期は4-7月。濃紫色の花を葉腋の総状花序に3~6個
咲かせる。
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花がスイートピーに似ており、美しいので
栽培されることもある。
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旗弁ははじめ赤紫色、のちに青紫色に変わる。
翼弁や竜骨弁は白色を帯びるものやほとんど白色を
帯びないものもある。まれに旗弁の白色のものもあるなど
変化が大きい。
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豆果は長さ約5cm、幅約1cmでほとんど無毛。
エンドウマメのような形状で、若いものは芽と共に
食用にできるが、ラチリズムを引き起こす
オキサリルジアミノプロピオン酸などの毒成分を含むため、
過食は禁物。
種子は球形で褐色。


和名の由来は、浜辺に生え、エンドウマメに似ていることから。

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